行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

今シーズン開幕!

f:id:tomozou63:20190310225636j:plain

このしびれる展開で、よくぞ守り切った!

40分ばかり遅刻して大井埠頭海浜公園野球場に着くと、試合はすでに3回表。ランナーは満塁。

相手チームの平均年齢は、高齢化著しい我がチームよりおそらく20歳近く若い。昨年初めて対戦した時はおれが投げた。0-3で迎えた6回表に味方が3点を取って試合を振り出しに戻してくれたにも関わらず、その裏に抑える気満々で力み返った挙句6点を献上してしまい、6回を投げ切ったものの見事にやられた。

こりゃ打ち込まれてんのか?と思いきや、ピッチャーA田は続くバッターを投ゴロに打ち取りチェンジ。スコアボードを見れば、初回の1点のみに抑えている。

続く4回もランナーを出しはしたものの、守備も堅く、追加点を与えずにしのいだ。

そして、20球ほどキャッチーボールをしただけで、この締まった流れをおれがぶち壊しにしませんようにと願いつつ、マウンドに上がる。

5回は、四球のランナーををひとり出したものの0点で抑え、次の回も下位打線を何とか打ち取ることができた。コーナーを狙った球を何本もひっぱたかれたが、全てすれすれのファールとなるラッキーに辛うじて救われた。正直あっぷあっぷのピッチングだ。

するとその裏、ランナーをひとり置いて、さっきまで投げていたA田の放った打球が、レフトポールを巻きながらフェンスを越えた。逆転の2ランホームラン。ロートルでも案外やるのよ、わしらは。

そして7回表、相手チームの攻撃は2番から。この上位打線は正直相当レベルが高い。一人目は緩いカーブでタイミングを外し三振に打ち取ったものの、続くバッターには外角の球を簡単にライト前に運ばれた。

そして迎えたのは4番。全身ムチムチのプリプリのいかにも強打者という若者が右打席に入った。キャッチャーK村が要求したのは、高目にやや外し気味の釣り球。相手はストライクなら初球から迷わず振ってくる筈だ。その狙いだK村よ!とおれが投じた1球めは、あろうことかど真ん中への棒ダマ。

投げた瞬間“やってもうたー”と固まりかけたおれの頭上を、ものすんごいライナーがスパカーンと越えて行った。

しかしセンターを守っていたのは、走攻守揃った若手のホープ、現状では事実上唯一の20代メンバーH内。聞けば先週行われた開幕戦では、何といきなり柵越えを放ったそうだ。おれはもう、やらりたーーーー、とマウンド上で膝を折って振り返りもしなかったのだが、正面のライナーに迷うことなくまっしぐらに猛ダッシュしての超ファインプレー!ほぼ完全なヒットを消してくれた。

そして最後のバッターをレフトフライに打ち取り、めでたく今期2試合目でチームは初勝利。もちろんおれも今期1勝目。

いやはや、味方の好守備に助けられ、3回を被安打1、与四死球1、奪三振2というもう上々の出来すぎの今シーズンの幕開けだった。

気の置けない仲間たちとこうして野球ができることの幸せが、年々ますます身に沁みる。ひとりのメンバーも欠ける事なく、今年も精一杯のプレイができることを願うばかりである。

f:id:tomozou63:20190310235854j:plain

対戦相手も新メンバーも絶賛募集中ぢゃよ

teams.one