ピッチャーは握力!
ジャイアンツの菅野が使っているということで、少し話題になっているらしいトーニングボールを手に入れてから、1ヶ月あまりが過ぎた。
ほぼ毎日欠かさず握力を鍛え、走った時は出来る限りシャドーピッチングをするようにした。
果たしてその効果は出ているのか、今日はそいつを試すのだ。
対戦相手は、これが結成初試合だという平均年齢25歳の若いチーム。
まだユニフォームも揃ってなくてすいません、と恐縮していたが、どうやら経験者も少なくなさそうで、道具や試合前の練習を見ると、そこそこやりそうな雰囲気がある。何しろ若いし。今日のうちの平均年齢なんか、四捨五入すりゃ50歳だ。
初回、相手投手の制球が乱れ、無死満塁から2点を先制した。しかし守備は固く、大量点にはならずに相手の攻撃へ。
やっぱり上位打線はスイングも鋭く、付け込まれるとやられそうだ。
しかし初回は0点に抑え、2回にはエラーがらみで2点を返されたものの、5回まで被安打3で切り抜けた。
トレーニングの効果は、想像した以上だった。明らかに球の勢いが違っている。カーブの切れまでいい。キャッチャーのK村くんも、今日は受けてて気持ちいいっすよ!と上機嫌だ。
しかし、最終回に捕まりかけた。打ち取った当たりがセンター前のポテンヒットになり、次のバッターには2-1から外角高めに投げた釣り球(完全にボールだったけど)を右中間に弾き返され1点。
次のバッターには力み過ぎて四球。更に次のバッターにも痛烈なライナーを食らった。センターが追いついたものの打球はグラブを弾き2点目。
流れは最悪。ノーアウト1、3塁と追い込まれたが、そこで時間切れとなった。
記念すべき初戦を、親父のような年齢の相手に際どくも逃げ切られた彼らはさぞ悔しかったろう。いずれ再戦することもあるだろうが、まだしばらくは立ちはだかってやるのだ。
スパイクのポイントも随分減っていて、どうやらそろそろ買い替えどきだ。若い頃は、スパイクだろうがスニーカーだろうが関係ない、くらいに思っていたが、この年になると、道具は大事だと思う。40年ぶりに金属製のスパイクを買うことにした。ちょっとワクワクする。