夏に向けて
そろそろ梅雨が明けそうだ。昨日も今日も最高気温は30度を超えている。走るには辛い季節だ。昨夜は13キロ走ったら、全身ずぶぬれになった。
もう既に嫌気がさしてきたので、去年と一昨年を振り返って、今年の参考にすることにした。
一昨年は、走り始めて半年あまりでタイムを着実に縮めていた頃だったからか、ずいぶん頑張っている。6~8月の走行距離は150〜180キロ。体重はどんどん減り、60キロそこそこになっている。激ヤセしたので、野球チームのメンバーは、あいつ病気なんじゃないかと心配していた。
8月の下旬、気温がすとーんと20度まで落ちた日の夕方、初めて10キロを平均ラップ4分台で走り切った。
2年目は、走力がついたからか、さらに走行距離が伸びて、6〜8月続けて200キロを超えている。8月には30度近い気温の中、15キロを平均ラップ5:07で走ったりしている。体重は60キロを切り、上まぶたの脂肪がなくなって目が落ちくぼんだ。猛暑日の真っ昼間、400×5のインターバルトレーニングに挑んで、こんなことをしていたら死んでしまう、もう2度とやるか、と言っている。
そんな夏を過ごしたからか、シーズンが近づいた9、10月は、150キロ前後に落ちている。それじゃ元も子もない。去年の夏はちょっとやり過ぎだ。
なので今年こそ、自分の中に居座ってなかなか抜けない昭和的根性至上主義みたいなものから離れて、軽やかにスマートに走るのだ。
アタマが考えるほどカラダの限界は低くない、と言われている。それはそうかもしれない。ただ、レースで苦しくなったときはともかく、いつもそんな考え方で走っていたら、とてもじゃないがもたないなぁと思う。
(試合より練習の方がはるかにつらい)野球部だった自分には、陸上選手が暑い夏にどんな練習をしていたのか全くわからない。そこで色々調べてみた。
そうかそうか。そうであったか!
『疲労を溜めず良好なコンディションを保って走る』
これが結論だ。今年のテーマだ。
去年の今頃は寝ている最中、毎晩のようにふくらはぎがつりそうになっていた。
やりすぎである。
明日以降のことを考え、今日の練習はここまで、と力を抜いたり打ち切ったりすることをためらわなくていいことにする。
自分の限界がどこまでかを知るために、僕は生きてる訳じゃない。
その通りである。