行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

人使いの荒い草野球チーム

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リニューアルされてピッカピカの天王洲球場。気分ええな!

しかしながら開幕以来5試合、なんとまあ我がチームは2つの引き分けを挟んで未だに勝ち星がない。

勝利至上主義ではないけれど、我々はけっして弱いチームではないので(ここは強調しておきたい!)さすがにそろそろ勝ちが欲しい

昨日25キロ走っちゃったし、先週はひとりで7回投げ切ったんだから、今日は投げないよ、と宣言してファーストの守備についていたら2回裏、ピッチャーの球が全く走らなくなった。ストライクも入らない。ランナーを溜められたところで連打を喰らい3点を奪われ、なお1アウトでランナー2、3塁。

初回にカーブを投げた瞬間、右肩の奥でピキッと音がしたという。ウチには20代、30代のイキのいいピッチャーがいるんだが、共に昨シーズン肩を傷めてしまい、まだ回復していない。

なのでろくすっぽキャッチボールもしていないのに、50代がいきなり登板することになった。実はこういう時に投げてくれと言われると、マジかよ〜人使い荒ぇなあ、とか言いながら内心は嬉しかったりするので、とっととマウンドに向かう。

投球練習を始めたら、肩は思いの外軽い。驚いたことに昨日の足腰のダメージもほとんどない。今季から公式球になったM球は指先のかかりもいいし、何しろ変化球がよく曲がる。んじゃ頑張っちゃうぜ、と気合を入れた。

スコアはその時点で5対4。ウチが辛うじてリードしている。最初のバッターは外角に逃げるカーブが狙い通り決まって空振りの三振。その後1点は取られたけれど、何とか後続を断ち、逆転はされずにその回を切り抜けた。

そして3回の表、味方が4点をもぎ取ってくれた。こりゃセーフティーリードか、と思ったのも束の間、その回の裏、無死満塁で迎えたバッターの初球だった。キャッチャーの構えは内角低めなのに、外角高めにストレートが甘く入った。切れて行く打球はライトの右を抜け、ランニングホームランで一挙同点。あの1球が悔やまれる、というのが今日の試合ではまさにその球だった。

そして10対9の1点リードで迎えた5回裏。またもや満塁にされて、打ち取ったと思ったショートゴロはボテボテ過ぎて本塁送球が間に合わず、ファーストに送球したものの残念ながらそっちも間に合わない。ドタバタしているうちに2人目の走者もホームイン。草野球感溢れる無念のサヨナラ負け!

みんな大振りしてこないし、チームバッティングに徹してましたねぇ。それにしてもあの1球でしたねぇ。tomozouさん、マラソン走れるんだから肩も鍛え直して、おれが見たことのない20年前のウイニングショット復活させましょうよ。と試合後キャッチャーのK村くんがおれをそそのかす。

肩は慢性的に痛い。でもまだまだ投げられる。慎重に地道に鍛え直せば球速だって少しは戻るだろう。負けはしたけれどなんだか前向きな気分になって、重たいはずのバッグも軽く、球場を後にしたのでした。