行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

新スパイクの歓び

 

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萌え〜♡ わかる奴だけわかれば良い!

スパイクを買った。金属と樹脂のヤツだ。両方のいいとこ取りができてりゃいいなぁ、と早速履いて天王洲の人工芝を少し走ってみたら、軽いわグリップするわサイズはドンピシャだわ、もう全く言うことなしだった。

こいつもまだ履けるよな、と思っていたお古は、もう野球で使う事はないだろう。地元のソフトボール専用にすることにした。

さて、記念すべき新スパイクの初試合は、珍しくセンターの守備から始まった。3回、ランナー1塁でおれの前に浅めのフライが飛んできた。こりゃ間に合わんなと思いつつ走ったら、なんだか追いついてしまいそうだ。間違いなくスパイクのおかげだ!しかし、慣れない外野の守備だ。打球は差し出したグラブの土手に当たり、どうにも申し訳ないエラーとなり、それがきっかけで追いつかれた。

ところが、その裏の攻撃で突然打線が大爆発してしまい、あんまり記憶にないビッグイニングになった。年に1、2回はこういうことがあるのだ。これで試合はほぼ決まってしまった。

 

こりゃもうこのままピッチャー代えずに楽勝でしょ、と思っていたら、チェンジになる直前にいきなり、次の回からね、と言われた。ありがたいことに11点のアドバンテージをもらっての登板だ。 

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11点の後0行進(笑)

実は試合前、管理事務所にマウンド整備を申し入れたら快諾してくれたので、試合前にレーキとトンボで掘り返してジョウロで水を入れ、再び土を盛ってしっかり踏み固めておいたのだ。 

投球練習で具合を確かめる。と、これが実に投げやすいマウンドになっている。スパイクの引っ掛かり具合も申し分ない。ただし肩は全く温まっていない。ありゃ〜、ちょっと肩痛いし、と思ったが、大量得点もあって、これはもう言い訳できない。

対戦相手の平均年齢はほぼ我々と同等。迫力にはやや欠けるものの、ミートのうまい打者が揃っている。

先頭打者の初球に投げたカーブが、外角低めギリギリをかすめるいいコースに決まった、と思ったらいきなりそれに手を出して、しかもライト前に運ばれた。おれなんか、初球にあんなコースにあんな球が来たら、絶対にピクリとも動かない。

結局4回投げて被安打5で、2点計上してしまった。セーブはついたものの、あんまりいい内容ではない。6、7回を抑えられたのは、おれのギアが上がったからではなく、相手が打ち急いでくれたからだ。

11点がなければ、どう転んだかわからないゲームだった。

でも、これまでなんちゃって程度にしか使っていなかったフォークがしっかり低めに決まってスイングアウトの三振が取れたり、内角高めの球で詰まらせて打ち取ることができたり、これもどうやらトレーニングとスパイクのおかげだな、と思えるポイントもいくつかあった。

これでまたモチベーション上がっちゃうなぁ。ありがたいことである。