行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

温泉 ➡︎ 練習日記190806

うちから目と鼻の先のJRの線路脇に、ある日いきなり“温泉掘削中”という垂れ幕をぶら下げたやぐらが立った。

こんなところに温泉?何の冗談だよ、と思っていたら、さすが火山国日本。どうやら掘り当てたらしく、みるみる建物ができあがり、開業してしまった。1500メートルも掘れば、大抵のところで温泉くらい出るのかもしれない。

直線距離なら200メートルのところ、残念ながら線路の向こう側なので、少し回り道になるのだけれど、それでもゆっくり歩いて5分だ。

ありがたいことである。ただあんまり近すぎて、めったに行かない。できてから10年以上たつのに、風呂が壊れたときを除くと、5回行ったかどうか。

この夏のテーマは「疲労を溜めず、良好なコンディションを保って走る」である。

ということで月曜から温泉に行った。週末は結構な混雑なんだろうが、今日はがらがらである。

露天➡︎岩盤浴➡︎ジェットバス➡︎水風呂➡︎露天脇のイスで夜風に吹かれる➡︎露天

このローテンションでぐるぐる回り、しまいには露天に浸かりながら訳もなく笑いがこみ上げてきた。きっといまおれはかなり幸せなんだなと思った。

結局2時間いた。人生最長風呂記録である。おきらくごくらくである。

翌朝起きたらカラダが軽い。サブ3.5行けちゃうんじゃないか?ってくらいだ。決めた。これから2週に1度は温泉だ。

 

帰宅してアメダスを確認すると、気温はまだ29度。走りに行く。足は軽いがやっぱり暑いので無理にペースを上げずに9キロをキロ5分3秒で走り切って、公園でクールダウンした。

木立に囲まれた広場には誰もいない。シャツを脱いで水道で洗い、頭にも体にも水をかぶって、風に吹かれつつ星空を眺めながら誰もいない草っぱらをぶらぶら歩く。昨日より風が強く吹いている。生き物や草や木の気配がする。どこか高原の避暑地にでもいるような気分になって、しばし呆然としていたら、肌寒いくらいにカラダが冷えた。

んじゃ軽くジョグしながら帰るか~、と周回路を走り始めるとペースが上がる。2周してそのままぐいぐいペースを上げつつ帰った。ラストの1キロは4分33秒。このペースでようやくサブ3.25か。

まだまだムリだな。でもそのうち行けるかもしれない。