行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

おっちゃん、まだまだやなぁ〜

今日は流そうと思ってゆるりゆるりと走っていた。でも走るうちに、1周だけタイムトライアルをしてみようと思い立った。

通常6周している940mの周回路を5周まで流し、6周目で突っ込んだ。

以前書いた通り、小学6年の時おれは1000mを3分42秒で走っている。

こいつをそろそろ越えられるんじゃないか、今日あたりやってみるか、と思ったのだ。

トライアルの後半、呼吸はかなりきつかったが、ペースは最後まで落ちなかったはずだ。いまの限界の90%くらいの力は出したんじゃないかと思う。

あえてタイムは見ないで、帰ってから確認してみた。

3分47秒。これまでのベストラップだ。しかし、1000メートルに換算すると、4分1秒だ。小6のおれに20秒も置いて行かれる。ほぼ100mも引き離される。身長差が30センチくらいある11歳に、まだそれだけ水を開けられているのか・・・。

トライアルは7キロ走った後だった。小6相手ならそれくらいのアドバンテージは与えるのが当たり前だと思ったんだが、どうやらそんな余裕をかましていては勝てそうにない。思ったよりやるんだなぁ、(ガキの頃の)おれ。どうにも生意気だなぁ。とんでもないぞこりゃ、恐るべしだぞ。

かなり悔しいがちょっと嬉しい、どうにも変な気分だ。

次のトライアルでは、ヤツにアドバンテージは与えないことにした。子供相手にガチンコってのもどうかと思うが、カッコつけている場合じゃない。開き直らないと無理がたたって死んじゃうかもしんない。おっちゃん、オトナのくせにどうやねんそれ?とヤツは言うに違いないが、それでいいのだ。

いやぁ〜、しかしどうにも大人気ねぇなあ。どうしたもんよこれ。