行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

もったいない!

ということで、買っちまったぜターサジール6.

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とら…そう?とら…ばしり?

思えば1年半余り前に、何度目かのランニングを再開した時も、マジで走ってんですよ!という人々が履いているようなシューズで走り始めたわけではなかった。それが走る距離が1.5キロから3キロになり、5キロが当たり前になり、さらに10キロに伸び、遂に20キロを越えてしまうに至り、ようやく人生初のランニング専用シューズ、ウェーブライダ−20を買ったのだ。

そうなると、よくこれで走っていたもんだなと呆れるくらい、それまでのシューズがダメというか不適格というか、何ともそぐわないものに思えて、もう二度とあの頃の自分にはもどれない人になってしまったことを知ったのでした。

それから4ヵ月後にはライトレーサーRSを手に入れ、そのすたすた走れてしまう軽さに驚いて、しばらくはこれでもう結構と満ち足りたランニングライフを送っていたはずが、ここにきて最近の伸び悩みを打破せんと新しいシューズを物色していたのは、先日書いたとおり。

ちょっと背伸びしすぎだろと怖気付きつつも、いっそサブ3ランナー用と銘打たれているソーティマジックにしてしまえ!と決めかけたりもしたんだが、まぁこれで正解でした。なにしろ230gのライトレーサーでも十分軽いと思っているのに、なんと180gしかない。これ以上軽いからといって、今の自分に特別何かいいことがあるとは思えないくらいの軽さだ。今となってはウェーブライダーの300gが、なんだかずいぶん重く感じる。

それで、早速昨日走ってみた。確かに軽い。軽いが暑かったのだ昨日は。そんなわけで足元は軽いが足も体も重く、驚くようなタイムが出たわけではなかった。それでもこれまでで最も研ぎ澄まされた最高レベルのシューズだということはよーくわかった。

あとはああでもないこうでもないと言い訳をせずに、己に厳しく鍛えられるかどうかなんだが、いやいやそれがなかなか。

師匠には、自分一人で追い込めるレベルなんてタカが知れてるから、絶対どっかのチームに入って、レベルの高い人に無理やり引っ張ってもらった方がええですよ、と言われた。その通りだと思う。でもそんなところに踏み込んでしまった日にゃあ、本当にサボれなくなってしまうではないか。で、やっぱり付いて行けんわわしは、となってしまったときの挫折感はあんまり想像したくない。アンビバレンツなのだよおれは。みんな大方そうだろうよ。違うのか?ち、違うのかもな。

 

ところで、昨日走り終えて思った。ソールにはテトラポット状のちっさい突起がびっしり貼り付けられている。これがいかにも減りが早そうで、もったいなくてそうそう履いて走る気がしない。

そんな悠長なことをゆうておれる年齢ではないのかも知れない。しかし長年培ってきたもったいないだましいにはなかなか抗えないものだ。なのでいまでは随分モタモタした靴になってしまったウェーブライダー翁や、ちょっと重いかもなぁとすら感じるライトレーサー伯父に、今後もしばらく頑張っていただくことにした。普段のランニングでは敢えてそっちを履くことにする。なので、これまでの感謝とこれからもよろしくね、と言う気持ちを込めて、きれいに洗って差し上げた。

そしてターサくんは、今日よ!今日こそがその日なのよ!という日専用の勝負靴にすることにした。

これでいいのだ。

いいのか!?

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わー、もうちょぴっと減ってしもうたがなー