行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

初球被弾💀

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助っ人様々〜

あ、これは打ちそうだな、と思ったので、「レフト、センター行くぞー」と呼びかけて投じた初球をパコーンとレフトに運ばれた。

柵の上で跳ねた打球は、そのまま後方のネットに当たって芝生に落ちた。

呆気にとられて思わず笑ってしまったが、じきアタマに来た。自分がスロースターターなのはわかっちゃいるが、こんな立ち上がりは初めてだ。ヘラヘラしている場合じゃねぇぞコラ。ヤジと罵倒は身内にだけ、というのがうちのチームの不文律である。

その後、死球やエラーでランナーを出したものの、追加点を与えずに抑え、こちらの攻撃になった。

すると、タイムリーと助っ人の方のスリーラン(この人は3回にもなんと満塁ホームランを打ってくれた(驚))で一挙6点。この展開で負けるわけにはいかない。

2回裏、抑えようと力んだせいで球が上ずって2四死球。さらにエラーで満塁になった。そこで迎えたバッターはさっきの1番だ。カウント2- 1と追い込んで、キャッチャーのサインはチェンジアップ。低めの悪くないところに行ったが、コースは真ん中。みごとにセンター前に運ばれて2点。次のバッターは三振で後続を断ったが、警戒していた同じ打者に二度までもやられたのが納得が行かない。彼はおれの後に投げたA田からもヒットを打っていた。3-3である。

2打席目は抑えなきゃダメだったよなあ。決め球は内角ギリのストレートだろうよ。まだまだ精進が足りんぜ、ホンマに。

久々の炎天下

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守備だけで精一杯の結果

うちのチームは17〜19時にグラウンドを取るので、試合後に飲みに行くことはほとんどない。なのでたまには試合の後🍺でも行こうぜ、と提案したのは、梅雨入りもしておらずまだ肌寒いくらいの5月のことだった。

で、今日それが実現したわけだが、試合開始の午後3時、体感気温は30度後半。

野球部の練習がやたらキツいのは、勝ち進んじゃったら夏の甲子園の灼熱地獄が待っているからだということに、今さら気づいた。

センバツだけやたら強いチームなんてないのかね。ある意味クールだと思うんだがな。

 

さて、今日のキャッチャーは監督のI田くん。

あなたももう歳なんだから、こんな日は直球で押そうなんてムリなことを考えないで、いやらしいピッチングでかわしましょうよ。そう言っておれを唆かす。

それで本当に初球から2球続けてチェンジアップを要求したりする。マジかよ、そもそもストライク入んないぜ、と首を振っても、マスクの奥でニヤリと笑い、人差し指1本のサインを出した握りこぶしをホームプレートに突き立てるようにして、いいから投げてみなさいって!と譲らない。

しかしそんな変則リードのおかげも確かにあって、5回まで投げて失点4自責点2はまぁ上出来だった。

今日もうちのメンバーの平均年齢は40半ばだった。投球練習終わるまでベンチにいさせて〜、とへばるヤツまでいたにも関わらず、よく守ってくれた。その分、打撃や走塁にまで今ひとつ力が回らなかったのは、こりゃもうしょうがない。

試合後の🍺は確かに染み渡って最高だったが、帰りの電車では寝落ちしそうで大変だった。次の試合⇨🍺企画は、もっと涼しくなってからにしよう、ということでメンバーの意見も一致したのだった。

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試合が終わっても、この日の高さよ

 

新スパイクの歓び

 

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萌え〜♡ わかる奴だけわかれば良い!

スパイクを買った。金属と樹脂のヤツだ。両方のいいとこ取りができてりゃいいなぁ、と早速履いて天王洲の人工芝を少し走ってみたら、軽いわグリップするわサイズはドンピシャだわ、もう全く言うことなしだった。

こいつもまだ履けるよな、と思っていたお古は、もう野球で使う事はないだろう。地元のソフトボール専用にすることにした。

さて、記念すべき新スパイクの初試合は、珍しくセンターの守備から始まった。3回、ランナー1塁でおれの前に浅めのフライが飛んできた。こりゃ間に合わんなと思いつつ走ったら、なんだか追いついてしまいそうだ。間違いなくスパイクのおかげだ!しかし、慣れない外野の守備だ。打球は差し出したグラブの土手に当たり、どうにも申し訳ないエラーとなり、それがきっかけで追いつかれた。

ところが、その裏の攻撃で突然打線が大爆発してしまい、あんまり記憶にないビッグイニングになった。年に1、2回はこういうことがあるのだ。これで試合はほぼ決まってしまった。

 

こりゃもうこのままピッチャー代えずに楽勝でしょ、と思っていたら、チェンジになる直前にいきなり、次の回からね、と言われた。ありがたいことに11点のアドバンテージをもらっての登板だ。 

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11点の後0行進(笑)

実は試合前、管理事務所にマウンド整備を申し入れたら快諾してくれたので、試合前にレーキとトンボで掘り返してジョウロで水を入れ、再び土を盛ってしっかり踏み固めておいたのだ。 

投球練習で具合を確かめる。と、これが実に投げやすいマウンドになっている。スパイクの引っ掛かり具合も申し分ない。ただし肩は全く温まっていない。ありゃ〜、ちょっと肩痛いし、と思ったが、大量得点もあって、これはもう言い訳できない。

対戦相手の平均年齢はほぼ我々と同等。迫力にはやや欠けるものの、ミートのうまい打者が揃っている。

先頭打者の初球に投げたカーブが、外角低めギリギリをかすめるいいコースに決まった、と思ったらいきなりそれに手を出して、しかもライト前に運ばれた。おれなんか、初球にあんなコースにあんな球が来たら、絶対にピクリとも動かない。

結局4回投げて被安打5で、2点計上してしまった。セーブはついたものの、あんまりいい内容ではない。6、7回を抑えられたのは、おれのギアが上がったからではなく、相手が打ち急いでくれたからだ。

11点がなければ、どう転んだかわからないゲームだった。

でも、これまでなんちゃって程度にしか使っていなかったフォークがしっかり低めに決まってスイングアウトの三振が取れたり、内角高めの球で詰まらせて打ち取ることができたり、これもどうやらトレーニングとスパイクのおかげだな、と思えるポイントもいくつかあった。

これでまたモチベーション上がっちゃうなぁ。ありがたいことである。

練習日記190714

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試合で最も体力(スタミナ)を使わない(バッテリーを除く)球技は、野球である。にもかかわらず、練習は結構過酷だ。試合と練習の運動量がこれほど違うスポーツも珍しいんじゃなかろうか。

何しろ大方の選手は試合中動いていない時間が長い。攻撃中は、自分の打順までベンチで座っていられる。守備だって打球が来なきゃ、外野などずーっと休憩しているも同然だ(暴言)。その上出塁できなければ、1試合で消費するカロリーは、お年寄りのウォーキングと同じようなものだろう。何とまぁ不思議なスポーツもあったものだ。

しかもかつて練習には乱暴で不合理なメソッドが横行していた。グランドが使えない冬季の練習では必ずウサギ跳びをした。夏場は、肩が冷えるのがいけないと、水泳禁止の野球部もあったらしい。

まあ、日本人がメジャーリーグで通用するなどと、誰も夢にも思わなかった昭和の時代の話だ。

それでもここ20年くらいだろうか、野球の世界にも、必要な筋肉を効率よく鍛える科学的なトレーニングが取り入れられるようになってきた。とにかく走っとけ、というような理不尽が幅を利かせた時代が遠ざかってゆく。本当に良かったと思う。

しかしだ、この歳になるともちろん基礎体力が落ちてくる。心肺機能の低下はもちろん、全身のあらゆる筋肉が如実に衰えてくる。そうなってからなのではないか。まずは走ること、それが必要になるのは。

しかもマラソンの世界でさえ、ただ走るだけという練習はもうかなり前から過去のものだ。だから一流選手のみならず市民ランナーまで、よりいい走りを実現するために様々なトレーニングを取り入れている。そしてそれらのトレーニングで向上するのはもちろん走力だけではない。

去年撮ってもらった動画と比較すると、投球フォームは安定しコントロールの精度も球速も確実に上がっている。昨日ブログに書いた通りトーニングボールの効果は確かに絶大だ。ただしそれも走ることによって充実した下半身と体幹の支えがあってのことに違いない。

 

さて、今日は昨日の登板のダメージをなるべく軽くしたいと思って、疲労抜きランのつもりだった。ところが走り出したら自分でも驚くくらい調子がいい。そこで、無理に抑えずにカラダが走りたいように走ることにした。最初の5キロは楽に呼吸できるペースを維持しながら走ったことのない横道にそれ、昔からの農家が多い高台の集落を行く。まるで夏休みに田舎に来たようだ。

次の5キロは一気に谷津田のある崖下まで下り、明るいうちに走りたいと思っていたいわゆるはけの道に入った。右手の崖にはタヌキが顔を出してもおかしくないような鬱蒼とした雑木林が続く。濃い緑の葉を重たく茂らせた照葉樹が、道の上にまでトンネルのように枝を広げている。車は全く通らず人の姿もない。嬉しくなってペースを少し上げた。ここまで来てしまうと、今日は15キロコース確定だ。

はけの道はやがて、市内のランニングの定番コースになっている桜並木の川沿いの道に続く。そして三連休の中日にしては意外なほど車通りが少ない市場通りに出た。しばらく行って北に向かい少しずつ高度を上げる。

残りあと5キロ。もう1段ギアを上げるが、まだ余裕がある。最後の1キロは4:25までペースを上げてゴール。実に気持ちがいい。爽快至極である。

今日のルートは適度にアップダウンがあり、景色も変化に富んでいる。わずか10数分の間に麦わら帽子にランニングシャツの似合いそうな田園風景と最新式の高層マンションが立ち並ぶピッカピカの街区が現れる。これはなかなかいいコースだ。これからもちょくちょく使うことに決めた。

それにしても決して走行距離は伸びていないのに、この半月くらいでひと皮むけた気がする。この感じをキープしたまま夏を越え、シーズンインできりゃいいなぁ、としみじみ思った。

ピッチャーは握力!

ジャイアンツの菅野が使っているということで、少し話題になっているらしいトーニングボールを手に入れてから、1ヶ月あまりが過ぎた。

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ほぼ毎日欠かさず握力を鍛え、走った時は出来る限りシャドーピッチングをするようにした。

果たしてその効果は出ているのか、今日はそいつを試すのだ。

対戦相手は、これが結成初試合だという平均年齢25歳の若いチーム。

まだユニフォームも揃ってなくてすいません、と恐縮していたが、どうやら経験者も少なくなさそうで、道具や試合前の練習を見ると、そこそこやりそうな雰囲気がある。何しろ若いし。今日のうちの平均年齢なんか、四捨五入すりゃ50歳だ。

初回、相手投手の制球が乱れ、無死満塁から2点を先制した。しかし守備は固く、大量点にはならずに相手の攻撃へ。

やっぱり上位打線はスイングも鋭く、付け込まれるとやられそうだ。

しかし初回は0点に抑え、2回にはエラーがらみで2点を返されたものの、5回まで被安打3で切り抜けた。

レーニングの効果は、想像した以上だった。明らかに球の勢いが違っている。カーブの切れまでいい。キャッチャーのK村くんも、今日は受けてて気持ちいいっすよ!と上機嫌だ。

しかし、最終回に捕まりかけた。打ち取った当たりがセンター前のポテンヒットになり、次のバッターには2-1から外角高めに投げた釣り球(完全にボールだったけど)を右中間に弾き返され1点。

次のバッターには力み過ぎて四球。更に次のバッターにも痛烈なライナーを食らった。センターが追いついたものの打球はグラブを弾き2点目。

流れは最悪。ノーアウト1、3塁と追い込まれたが、そこで時間切れとなった。

記念すべき初戦を、親父のような年齢の相手に際どくも逃げ切られた彼らはさぞ悔しかったろう。いずれ再戦することもあるだろうが、まだしばらくは立ちはだかってやるのだ。

スパイクのポイントも随分減っていて、どうやらそろそろ買い替えどきだ。若い頃は、スパイクだろうがスニーカーだろうが関係ない、くらいに思っていたが、この年になると、道具は大事だと思う。40年ぶりに金属製のスパイクを買うことにした。ちょっとワクワクする。

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時間切れじゃなきゃ、やられてたかもしれんがな

 

練習日記190603

今日のランニングは12キロあまり。途中の公園でストレッチと筋トレとシャドーピッチング。

固まっている関節や筋肉を伸ばし、緩んで開くようにストレッチをする。血液が全身を滞りなく巡り、肩や背中のわだかまりが後頭部あたりからスーッと抜けて行く感じがある。実に爽快である。

今は走力向上より野球のパフォーマンス向上の方が優先順位が高い。だからひたすら走っているわけにはいかない。

まあ、それでもそれなりに走るんだがな。

肩は慢性的に痛い。もう治ることはないだろう。しかし、適切な筋肉をつけ、ストレッチを欠かさずフォームを工夫すれば、それを補えるはずだ。そう信じている。

 

444

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何とか切り抜けた。へとへと。

 

 

8回完投勝利。3打数1安打。しかも二塁打❤️。捕られるか!と思った打球は意外にも伸びて、レフトの頭を越えていった。打率はこれで4割4分4厘。

球場は、人工芝やアンツーカー部分は改装されてすんばらしくなったにもかかわらず、マウンドが相変わらずズタボロで投げにくいことこの上ない天王洲B。

プレートの手前はガチガチで1ヶ所だけ深く狭い穴が空いている。プレートの全幅を使って投げるタイプなんだが、ものすごく使いにくい。

左足の着地地点にはえぐれた大穴。とにかくどこに足をついてもしっくりこない。1球ごとに気をつかう。それでも踏ん張りはきかず、体はうまく使えず、球は走らない。

6、7回には外野の頭を越すアタリも食らって、ヒヤヒヤものだった。

しかし、この結果だ。もうなーんにも言うことはない。

 

 

4割6分7厘

球場に向かう電車で書いている。

今年は良くも悪くも極端な試合が多い。

5回まで3失点だったのが、6回につかまって一挙10点も取られた試合の翌週、なぜか生涯2度めのキャッチャーをやることになり、キャッチャーの大変さを今頃になって身をもって知り、打っては4打数4安打2四球の大当たりだった。

半世紀近く野球をやってきたが、4-4など全く記憶にない。

一昨年前の打率は48(48分の間違いではない)で、去年は213厘である。

今年はなんと467厘。もはや自分の打率とは思えない。

なんという事だ。今日の一打席目のことを考えたら緊張してきた。

打率を落とすかもしれないことへのプレッシャーだ。思い切りぶん回して潔く三振でもすれば落ち着くのか?プロっちゅうのはすごいなぁ、毎日こんな気持ちと戦っているちゅうことか、と飛躍したところに着地しておしまいとする。

さてー、どうなることやら。

 

練習日記190512

昨日は6回で13点も取られたんだから、たぶん150球近く投げたんだろう。

どうしたもんかなぁと思ったが、疲労抜きに走りに行った。

1周450メートルの公園まで行き、何周かすると、時速12キロを超えている。疲労抜きはやめにして、フロントランジをムキになってやり、四股を踏み、自己流の筋トレをあれこれやり、また走って帰った。

帰って体重を測ったら何故か着々と増えている。しかし、今はピッチャーとして投げられる体を取り戻したいのだ。

たぶんそれはランナーとしての身体と相容れないものではないはずだ。二兎を追うぞおれは。

 

 

今シーズン開幕!

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このしびれる展開で、よくぞ守り切った!

40分ばかり遅刻して大井埠頭海浜公園野球場に着くと、試合はすでに3回表。ランナーは満塁。

相手チームの平均年齢は、高齢化著しい我がチームよりおそらく20歳近く若い。昨年初めて対戦した時はおれが投げた。0-3で迎えた6回表に味方が3点を取って試合を振り出しに戻してくれたにも関わらず、その裏に抑える気満々で力み返った挙句6点を献上してしまい、6回を投げ切ったものの見事にやられた。

こりゃ打ち込まれてんのか?と思いきや、ピッチャーA田は続くバッターを投ゴロに打ち取りチェンジ。スコアボードを見れば、初回の1点のみに抑えている。

続く4回もランナーを出しはしたものの、守備も堅く、追加点を与えずにしのいだ。

そして、20球ほどキャッチーボールをしただけで、この締まった流れをおれがぶち壊しにしませんようにと願いつつ、マウンドに上がる。

5回は、四球のランナーををひとり出したものの0点で抑え、次の回も下位打線を何とか打ち取ることができた。コーナーを狙った球を何本もひっぱたかれたが、全てすれすれのファールとなるラッキーに辛うじて救われた。正直あっぷあっぷのピッチングだ。

するとその裏、ランナーをひとり置いて、さっきまで投げていたA田の放った打球が、レフトポールを巻きながらフェンスを越えた。逆転の2ランホームラン。ロートルでも案外やるのよ、わしらは。

そして7回表、相手チームの攻撃は2番から。この上位打線は正直相当レベルが高い。一人目は緩いカーブでタイミングを外し三振に打ち取ったものの、続くバッターには外角の球を簡単にライト前に運ばれた。

そして迎えたのは4番。全身ムチムチのプリプリのいかにも強打者という若者が右打席に入った。キャッチャーK村が要求したのは、高目にやや外し気味の釣り球。相手はストライクなら初球から迷わず振ってくる筈だ。その狙いだK村よ!とおれが投じた1球めは、あろうことかど真ん中への棒ダマ。

投げた瞬間“やってもうたー”と固まりかけたおれの頭上を、ものすんごいライナーがスパカーンと越えて行った。

しかしセンターを守っていたのは、走攻守揃った若手のホープ、現状では事実上唯一の20代メンバーH内。聞けば先週行われた開幕戦では、何といきなり柵越えを放ったそうだ。おれはもう、やらりたーーーー、とマウンド上で膝を折って振り返りもしなかったのだが、正面のライナーに迷うことなくまっしぐらに猛ダッシュしての超ファインプレー!ほぼ完全なヒットを消してくれた。

そして最後のバッターをレフトフライに打ち取り、めでたく今期2試合目でチームは初勝利。もちろんおれも今期1勝目。

いやはや、味方の好守備に助けられ、3回を被安打1、与四死球1、奪三振2というもう上々の出来すぎの今シーズンの幕開けだった。

気の置けない仲間たちとこうして野球ができることの幸せが、年々ますます身に沁みる。ひとりのメンバーも欠ける事なく、今年も精一杯のプレイができることを願うばかりである。

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対戦相手も新メンバーも絶賛募集中ぢゃよ

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人使いの荒い草野球チーム

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リニューアルされてピッカピカの天王洲球場。気分ええな!

しかしながら開幕以来5試合、なんとまあ我がチームは2つの引き分けを挟んで未だに勝ち星がない。

勝利至上主義ではないけれど、我々はけっして弱いチームではないので(ここは強調しておきたい!)さすがにそろそろ勝ちが欲しい

昨日25キロ走っちゃったし、先週はひとりで7回投げ切ったんだから、今日は投げないよ、と宣言してファーストの守備についていたら2回裏、ピッチャーの球が全く走らなくなった。ストライクも入らない。ランナーを溜められたところで連打を喰らい3点を奪われ、なお1アウトでランナー2、3塁。

初回にカーブを投げた瞬間、右肩の奥でピキッと音がしたという。ウチには20代、30代のイキのいいピッチャーがいるんだが、共に昨シーズン肩を傷めてしまい、まだ回復していない。

なのでろくすっぽキャッチボールもしていないのに、50代がいきなり登板することになった。実はこういう時に投げてくれと言われると、マジかよ〜人使い荒ぇなあ、とか言いながら内心は嬉しかったりするので、とっととマウンドに向かう。

投球練習を始めたら、肩は思いの外軽い。驚いたことに昨日の足腰のダメージもほとんどない。今季から公式球になったM球は指先のかかりもいいし、何しろ変化球がよく曲がる。んじゃ頑張っちゃうぜ、と気合を入れた。

スコアはその時点で5対4。ウチが辛うじてリードしている。最初のバッターは外角に逃げるカーブが狙い通り決まって空振りの三振。その後1点は取られたけれど、何とか後続を断ち、逆転はされずにその回を切り抜けた。

そして3回の表、味方が4点をもぎ取ってくれた。こりゃセーフティーリードか、と思ったのも束の間、その回の裏、無死満塁で迎えたバッターの初球だった。キャッチャーの構えは内角低めなのに、外角高めにストレートが甘く入った。切れて行く打球はライトの右を抜け、ランニングホームランで一挙同点。あの1球が悔やまれる、というのが今日の試合ではまさにその球だった。

そして10対9の1点リードで迎えた5回裏。またもや満塁にされて、打ち取ったと思ったショートゴロはボテボテ過ぎて本塁送球が間に合わず、ファーストに送球したものの残念ながらそっちも間に合わない。ドタバタしているうちに2人目の走者もホームイン。草野球感溢れる無念のサヨナラ負け!

みんな大振りしてこないし、チームバッティングに徹してましたねぇ。それにしてもあの1球でしたねぇ。tomozouさん、マラソン走れるんだから肩も鍛え直して、おれが見たことのない20年前のウイニングショット復活させましょうよ。と試合後キャッチャーのK村くんがおれをそそのかす。

肩は慢性的に痛い。でもまだまだ投げられる。慎重に地道に鍛え直せば球速だって少しは戻るだろう。負けはしたけれどなんだか前向きな気分になって、重たいはずのバッグも軽く、球場を後にしたのでした。

 

 

 

シーズン終了

無事、今シーズンも終わった。

チームとしては、22戦9勝11敗1分。ピッチャーとしては、13試合に登板して、4勝2敗。38回投げて自責点19、防御率3.5。

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今シーズンも何とか投げ切ったのう みなさんのおかげよ

動画を見ると、我ながらいかにも肩の痛そうなフォームから繰り出されるヒョロヒョロ玉に驚いてしまうが、それでこれだけの成績を残せればまぁ上出来だ。

シーズンが終わると毎年「オフには今一度鍛え直して、せめて10年前のピッチングに戻すのだ!」と思う。

今年こそ、やるかな。インナーマッスルトレーニングとストレッチをしっかり続けて、せめてもう一度7割くらいの力で腕を振れるところまで戻したいのだ。

偉大なる鉄腕村田兆治を仰ぎ見て、俺ももうちょっと頑張ろう。

 

今年もあと2試合

投球練習では、キャッチャーのキムラくんも

『今日はいい球きてますね〜。カーブもキレてますよ〜

と感心してくれていた。

実際、ストレートは気持ちよく伸びていたし、カーブの制球も良かった。よ〜し、今日はこんな具合で力まず行こうな、と思っていたのに、マウンドに立つと何だか様子が違う。ありがちなんだよこれが。

2回、先頭バッターにいきなり鋭いセンター前をくらい、盗塁とワイルドピッチでノーアウト3塁。次のバッターの強烈なライナーはサードのグラブをはじき、1点献上。なぜかストレートは走らず、カーブは決まらず、チェンジアップは高めに浮き、気がつけば結局5失点。

1、3回は0点で抑えたものの、また宿題もらっちゃったなぁ、という反省モードでマウンドを譲った。

その後、味方が追いついて引き分けに持ち込んでくれたので、負けはつかなかったけれど、自分にとってこれは負け試合と同じ。

来週こそピシッと抑えて、気持ちよく今年の締めくくりとしたいのう。

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また来週も、集まろうな

 

まさかの・・・

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今年も、あと3試合でシーズン終了。何しろ週末になると雨に降られ続けたので、10/7以来ほぼ1ヶ月ぶりの試合だ。

相手チームの先攻で始まり、3回まで1対1のシブ〜い展開だったのが、4回裏に打線が繋がり一挙4点。この流れならセイフティリードかと思われたが、そうはいかなかった。

5回表、うちのピッチャーがいきなり四球を連発し、ランナーが溜まったところで連打を喰らう。さらにまさかのエラーも続き、1アウトも取れない。

 

我がチームには、こんなルールがある。

・新メンバーは、1年目部費免除

・試合に来たメンバーは、相手がOKすれば全員打順登録する

・相手チームにはヤジを飛ばさない。ヤジるのは身内に対してのみ

・バッテリー以外一切のサインなし

・ピッチャーは、どんなに火だるまになろうと、ケガでもしない限りその回の始末は自分でつける

 

4点を取られ同点に追いつかれたが、いまだ1アウト二、三塁。6回にクローザーとして出るつもりでウォーミングアップしていたおれをキャッチャーがチラチラ見る。

しかし、そういうチームだから、監督は全く動かない。

結局7点をもぎ取られ、その裏の攻撃は2死満塁まで行ったものの、最後のバッターが打ち取られ、タイムアップ。

おれの出番はなかった。

試合後、監督が言った。

「tomozouさん、来週11日、先発よろしくお願いしますね」

12日は、成田POPランなんだけどなぁ、と思いつつ、あと2試合しかないので、もちろん投げるつもりでいる。

ヒザの痛みが引かなければ、成田には行かないつもりだし、痛みが引けば、走ればいいだけのことだ。

来週、雨降るなよ。

ケガについて 〜その1 後編〜

ヒザの痛み 後編

 

やばいなぁ、治ってないじゃん。

痛かったものが、そう簡単に治るわけはないのだ。治ってほしいという期待が大きいから、良くなりかけると、もう問題はほぼ解決したと思い込みたいだけなのだ。

野球では長い間ピッチャーとして投げてきた。だから、肩が痛くてもキャッチボールから始めて、肩が温まるに従って、痛みが和らいで来るのは良く知っている。もちろん投げ終えた後、肩の痛みはより悪化する。それを繰り返すと、遂に全力で投げることができなくなる。おれは30代の前半でそうなった。肩関節の痛みのせいで、腕を思い切り振ることができない。自分の中にまだ十分に残されている力を、球に伝えることができない。

それ以来、この痛みさえなけりゃなぁ、と歯がゆい思いを抱えながら、だましだまし今までもたせて来た。

何かえらいシリアスなモードで書いてしまっている。いやそんな深刻に野球をしてきたわけじゃない。そもそもおれが入っているのは、勝ちたいのは山々だが、それぞれの能力の中で精一杯のプレーをして楽しくやれればそれが一番、という姿勢で30年近く続いてきたチームだ。エースだのジジイだの持ち上げられたり落とされたりしながら、楽しくやってんですよ、実際のところ。

 

それはともかく、同じことを、足で繰り返してはいけない。肩が痛くてもよっぽどじゃない限り野球はできるが、走れなくなったらランナーとしてアウトだからなぁ。

冷やすべきなのか、温めるべきなのか、動かさないほうがいいのか、ストレッチくらいはした方がいいのか。皆目わからないので、色々試してみるが、何をしてもすぐに感じられる変化はない。椅子に腰掛けて、膝が固定された状態でじっとしていると、立ち上がるときに固着しかけたような痛みを感じる。歩き出してしばらくすると、ほぐれるからか、痛みはほとんど気にならないレベルになる。だから少しは動かしたほうがいいような気もするが、なるべく動かさない方がいい、というのも理にかなっている気がする。

何しろ日常生活には全く支障がないので、医者に行っても、ランニングによる筋肉や腱の疲労からくる炎症という診断が下され、安静を勧められ、ストレッチ&湿布、というあたりの常識的な指示があるくらいのものだろう。そしておそらくそれが正解なのだ。

しかし、本当にこの痛みが治まるのをじっと待ち、ヒザへの負荷の軽いジョギングや筋トレを再開し、痛まない体を少しずつ作り上げるのが、唯一の方法なのか?

Y夫師匠は、“壊しては治し、治しては鍛えて行くんですよ”と言った。でもそれはもう少し若い者のセオリーだという気がする。

今は、壊す前に休み、十分に休んだら少しずつ鍛える、というあたりがリスクのない、最も妥当な方法なのだろう。

いや、でもなぁ、走りたいんだよなぁ。

ただなぁ、それで潰しちゃあ、本当に元も子もないんだよなぁ。

キリのない堂々巡りの自問自答なのであった。