行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

ランニングは修行ではない。修行ではないんだが。

アキレス腱炎は、まだ治らない。改めて調べてみると、簡単に治るものではないということがよくわかった。若い頃のまぼろしを追いかけて負荷をかけ過ぎたことの代償がこの結果なんだと思う。このまま無理を続けたら本当に走れなくなる。なので、今度こそちゃんと治るまで中途半端に走ったりするのはやめた。

こういう時は医者やスポーツ整体といった専門家に委ねるものなんだろうな。でも日常生活には全く何の支障もない。それに、たちまち治ってしまうような特効薬的手立てなんてものはたぶんあり得ない。安静にしてこんなストレッチやマッサージや筋トレを気長に続けて回復を待ちましょう、と言われて湿布薬を出されて終わりだ。それなら医者に行くまでもない。

自分のカラダの問題点はおよそわかっているつもりなので、その改善にフォーカスして、ネットであれこれ調べてみた。良さそうかもなと思えることを拾い上げて、試行錯誤開始である。

 

だけど、千日回峰行を達成した大阿闍梨のドキュメンタリーを思い出したりすると、ついついこんなモードが発動する。

ja.wikipedia.org人間の精神と肉体が行き着くことができる限界点を遥かに超えた先の先のその先まで行ってしまったあの人たちに比べて、おれのこのだらしなさはいったい何なのか!こんな程度のことにも耐えられないふやけたアキレス腱なら、いっそ破裂してしまえばいいのだ!

むちゃくちゃである。サブ4を1回達成しただけのおのれと誰を比べているのか。でもそんなふうに思っちゃうどうにも困った輩は、おれの中からなかなかいなくならないんである。

その割にはプランクとか足上げ腹筋なんかを、なんでいつまでたってもこんなに辛いんだ~と嘆きつつヒイヒイ言いながらやっている。そんなものだ。

プランクはやっと3分半できるようになった。なので今日はこのバカ野郎に4分に挑戦してもらうことにした。アキレス腱が治ったら、こんなただ辛いだけの地味なトレーニングじゃなくって、好きなだけ走らせてあげるからね、血反吐をはいて死にかけるくらい無茶苦茶に走らせてあげるからね、とそいつに言い聞かせながら、プラス30秒を乗り越えてもらおう。