行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

9足目のシューズ選び進行中

今日も筋トレとストレッチのみ。

右アキレスの痛みや腫れは、ようやくほとんど消えたようだ。

でも、強めにストレッチしてみると、右には左にはない違和感がはっきりある。軽く走ってどんな具合か確かめてみようかなとも思ったが、きっとまだ早い。

ところで、気がつきゃランニングシューズが靴箱からあふれている。学生時代はまさにDCブランドブームのど真ん中だったので、うっかりそっちに流されそうになったこともあったけれど、所詮性に合わなかった。それ以来、さりげなくセンスの良いカッコがしたくないわけじゃないが、服とか靴なんてぇもんはダサくなくって実用的なモンが必要なだけあればいいのだ!という基本方針で意地を張ってきたのだ。だからこんな事態は人生初である。

ただし定価で買ったものは1足もない。最近はメルカリでも何足か手に入れている。ほとんど新品みたいな状態のものを、え!それでいいの!?という値段で出品している人が結構いる。しかも、ちょっとくらい写メよりくたびれててもいいけどな、などと控えめに期待しつつ到着を待っていると、届いたものはどれも期待通りかそれ以上だったりする。購入者からのレスポンスが出品者の評価としてあからさまに現れるので、詐欺まがいのことはやりにくいに違いないのかもしれないが、これには正直驚いた。いやもう本当に、とってもとってもありがたい。

そんな具合に増殖してきたシューズだが、ラインナップを改めて確認すると、これがどうやらずいぶん偏っている。何しろ8足のうち6足がサブ3.5以内を狙うレース用シューズなのだ。いわゆる日常の練習に適したものは、ウェーブライダーとライトレーサーTSの2足しかない。日常のトレーニングでもなるべく速く走っていいタイムを出したいから、ついついレース用の方を履きがちになる。やっぱりレース用シューズは軽いし速いしええのう、などと喜んだりしていた。今回の故障が長引いている原因は、そういうシューズで走り過ぎたことにもあったのかもしれない。

普段の練習では、多少重くてスピードが出にくくても、故障を避けるためにもクッションの効いた足に負担のかかりにくいシューズを中心に使ってじっくり力を蓄え、本番ではとっておきのレース用でその力を解放して走る。そういう方法に切り替えることでトレーニングの強度は維持しつつ怪我を減らし、レースでも納得のいく結果を残すことができるのではないか。

それで行くことに決めた。

ただ、実はウェーブライダーもライトレーサーも既に700キロ以上走っている。メーカーに言わせればそろそろ耐用キロ数ということになるのかもしれないけれど、ソールはまだ残っているし、アッパーに至っては本当に綺麗だったりする。愛着もあるし十分現役続行可能である。

可能なんだがしかし!やっぱり新しいのが欲しい。欲しくなるんだよ。いいじゃん別にクルマ買うってわけじゃなし、8足が9足になるだけよ。と冷静な自分を説き伏せ、新しい練習用シューズを物色している。

アディゼロBostonも良さそうだし、HANZO Uも気になる。初めて買ったランニングシューズの感動が忘れられないウェーブライダーもやっぱり捨てがたい。どうにも野暮ったいのが何だが、大ベストセラー(のはず)のGT2000はどうなのか?ナイキ は?アンダーアーマーは?Onは?ブルックスは?HOKAは?

我ながら、9足目って馬鹿じゃないの?と思うけれど、新しいシューズを手に入れれば、カラダもそれに反応して、右アキレスにコンドロイチンやらコラーゲンやらグルコサミンやらが集中的にぶわーっと押し寄せてってくれるやもしれん。

走らずに筋トレばっかりしているのにもいい加減飽きてきた。佐倉は完走さえできりゃいい。何でもいいからそろそろ治ってくれえ。