行きつ戻りつ

走ったり、投げたり、時に釣ったり、何か作ったり、生きてりゃ行き当るとりとめなき事を

2回目の捨て漬け野菜入れ替え

ぬか床を育て始めて、今日でちょうど10日目。

朝は目覚めて出かけるまでの身支度をする合間に、おはようと声をかけながらかき混ぜ、夜は仕事から帰って手を洗うと、ただいま、今日はどうしてた?などと語りかけながらかき混ぜている。

うっかり忘れたことなど1日もない。おれにしてみれば、これは大変なことである。

今日は2回目の捨て漬け野菜の入れ替えをした。こころなしかぬか床らしいフレイバーが漂い始めた気がする。捨て漬け野菜を絞った汁はぬか床を美味しくしてくれる、と書いてとあったので思い切り握り込んでみるが、ごくわずか残った水分を数滴しみ出させるのが精一杯だ。

5日間も漬けられた上に絞られてしなしなになっているが、もったいないので捨て漬け野菜を食べてみる。

 おれの母親は管理栄養士である。その母が料理を作る上で頑なに守って来た不動の最優先事項は、美味しいではなく体に良いである。そして同じくらい重要なテーマがもうひとつ。塩分控えめである。

その結果、おれの味覚は世間の平均よりかなり薄味志向に仕立てられている。

なので5日間漬け込まれた捨て漬けはかなりしょっぱかった。しかし!それだけではない。どうやらこれはひょっとしたらなかなかに美味いのではないか!?とも感じた。もはや突発性のぬか床愛に溺れかけているので、客観的な判断などできようもないから誰も同意してくれなくても全然構わないのだが、そう思った。

 

明日から、かき混ぜる回数は1日1回になる。そして捨て漬け野菜をつけるのはあと5日だ。そこから10日間は野菜を入れず、ぬか床のみで乳酸菌を増やす。そのあたり季節によって長さも違うだろうし、厳密にする必要はなさそうだ。そしてそれが過ぎたら、ついにマイぬか床稼働開始である。

300年のぬか床には、もはやひとりひとりを遡りようもなくなっても、それを受け継いできたすべての人々の命が込められているといってもよいのではないか。これは、必ず終わりが来る個の命を越えて受け継がれてゆく命もある、ということのなのかもしれない。

おれにとってはあと何年のぬか漬けになるのか。10年?30年?40年?いやいや手入れを欠かさなければ、それこそ100年単位で使い続けられるものなのだ。おれの命より長く、その先も誰かに受け継がれてゆくのか。

漬物を自分で漬けてみようと思い立っただけのことなのに、えらく大げさな話になってしまった。いまもぬか床は静かに熟成しつつある。おれも少し落ち着いた方がいい。落ち着いてゆっくりぬか床と付き合って行こうと思う。

 

佐倉欠場決定

アキレス痛を発症して、もう1ヶ月ほどになる。

温めたり冷やしたり、伸ばしたり、縮めたり、揉んだり、お灸したり、色々試みて来たが、違和感がなかなか消えない。幸い日常生活には何の支障もないけれど、走れば痛みに変わる気配ありありだ。

佐倉まであと1ヶ月。もし予想に反して短い時間で奇跡的に治ったとして、満足のいく走りができるところまで持っていくのは無理だろう。再びどこかを痛める可能性も大きそうだ。目先のことに捉われて、ここで無理を重ねてはいけない。

なので腰を据えて治すことにした。今年の佐倉も欠場決定だ。去年は直前で急性腸炎にかかったので、まさかの2年連続だが仕方がない。

走るようになって、ケガはともかくそれまでかからなかった病気にやられることが増えた。追い込みすぎると免疫力が下がるという。それは理屈としてはわかるんだが、そんなになるほど追い込んでなどいなかったと思う。しかし実際、今年はかかった記憶のないインフルにもやられた。自覚しているよりもカラダには負荷がかかっていたのか。カラダの声に耳を澄ませてトレーニングしていたら、こんなことにはならなかったのかもしれない。

アキレス痛も、カラダからのサインなんだろう。もう完治するまで走らない。筋トレはしているけれど、心肺機能は相当落ちたはずだ。これも仕方がないな。

イチから出直す楽しみというものもある。よし、オレンジのBoston8を手に入れよう。そいつを眺めながら復活の日を待のだ。

ぬか床バージョンアップばんざい!

朝起きて、第1回のかき混ぜをしようとして気付いた。

入れ物が小さすぎる。

ただでさえおれの手はでかいので、よっぽど注意してそろそろかき混ぜても周りにこぼれてしまう。それを戻すと余計な雑菌が入るような気がして、拾って食べたりするんだが、とにかく大事な大事なぬかたちが失われる。手についてしまったものはどうにもならないが、それ以外にひとかけらだってこぼしてはいけない。だってこれは“命”なのだ。ううむ、これはいかん!絶対にいかん!

なので、もっと大きな容器に替えることにした。しかし、100均にはこれ以上のサイズのものがない。量販店のキッチン用品売り場で4.2Lの漬物専用容器を見つけた。これだ、これなら丁度いい。

早速購入して入れ替えてみる。何だこれは。底にへばりついているくらいの量にしかならない。よし、今日で3日目だが途中でぬかを継ぎ足しても大した問題ではないはずだ。まだ500gほど残っているので、ぬか350gに水350g、塩45g、鰹節の小分けパック1袋を入れてこねて加えてみた。

容器のほぼ真ん中くらいの深さになった。このくらいが丁度いい。よっぽど乱暴に混ぜない限りこぼれる心配はない。実にいい塩梅だ。上出来だ。

明日は4日目なので、捨て漬け野菜を入れ替える。ゆっくり健やかに育ってね乳酸菌ちゃん、と祈りながら入れ替えるのだ。

ああ何だかぬか漬けは祈りに似ているな。というか祈りそのものだな。おれはこれから6日間、毎日朝晩祈るのだ。その後は1日1回になる。えー、そうなのか。朝晩じゃダメなのか。本当に朝晩じゃダメなの?祈らせてほしいのに。

ぬか漬けを始めてわかった。確信した。発酵食品には祈りが込められているのだ。納豆だって日本酒だってヨーグルトだってシュールストレミングだってみんなそうなのだ。発酵バンザイ。祈りバンザイ。ハレルヤ!である。

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聖櫃である

 

マイぬか床誕生

ずーっとたくあんが嫌いだった。そもそも漬物全般にあまり興味がなかった。

ところがいつからか、白菜の浅漬けを食べるとこれ何だかおいしいねなんて思ったりして、漬物のうまさにだんだん気づき始めた。

今日は、有休なんてものを取ってみたので、ハードディスクに録画しておいたテレビ番組をなんとなく観ながらのんびりトーストを食べていた。

300年受け継がれてきたぬか床で漬けられたカブやニンジンを食べて、所さんが悶絶している。他の出演者たちも、口にした瞬間、目を剥いて喜んでいる。いったいどんな漬物なんだ。さらにマイぬか床をこよなく愛して名前をつけてキャンプにまで連れて行っちゃってる若い女性が紹介されるに至って、もう俄然やる気になった。

気がつけばヨーグルトや納豆(こいつも嫌いだったはずが!)など、発酵食品をかなりの勢いで食べるようになっていた。しかし、漬物までは全く気が回らなかった。そうであったか、漬物があったではないか。これこそ日本が誇る発酵食品のど真ん中ではないか!

これはもうおれだけのオリジナルマイぬか床を作るしかない。「ぬか床 作り方」で検索して最初に開いたサイトで必要なものをざっと確認して、早速JA直営のスーパーに行き、350g20円!の米ぬかを3袋買った。

www.sirogohan.com

米ぬかと塩だけかと思っていたら、旨味を出すために、煮干し(!)やら干し椎茸(!)やら実山椒も入れるとあったが、最初はなるべくシンプルにしようと思ったので、米ぬか、塩、鷹の爪、鰹節(!)昆布(!)を採用することにした。

早速漬ける気満々なので、セロリと人参も買う。しかし、帰ってサイトを改めてよく見たら、ぬか床で発酵が始まり漬物をつけられる準備ができるまで、少なくとも2週間はかかることがわかった。もう前のめりだっったので、ちょっと考えれば当たり前のことにまるで気付いていなかった。

そんな勢いのまま写メも撮らずどんどん進めてしまい、気づいた時にはもう捨て漬け野菜も埋め込み終わり、ぬか床(準備)完成である。

これから10日間は1日2回しっかりかき混ぜ、それから10〜20日間は1日1回になる。捨て漬け野菜は、4、5日たったら入れ替える。その際、1匹の乳酸菌も無駄にすまいとぬかをできる限り落とし、汁をギュッと絞ってぬか床に戻す。よーく手を洗わなきゃな。

ランチボックスに保冷剤を仕込んで昼休みのマイぬか漬けを楽しみに仕事に出かける日が待ち遠しい。

毎日おいしくなあれと念じながらかき混ぜるのだ。たぶんそのうち情が移る。そうしたら、名前をつけてあげよう。ネーミングのセンスは絶望的に欠けているので、霊感が降りてくるのを待つことにした。

ああ、何だかもやしもんが読みたくなってきたな。

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2020年2月20日生まれ

 

9足目のシューズ選び進行中

今日も筋トレとストレッチのみ。

右アキレスの痛みや腫れは、ようやくほとんど消えたようだ。

でも、強めにストレッチしてみると、右には左にはない違和感がはっきりある。軽く走ってどんな具合か確かめてみようかなとも思ったが、きっとまだ早い。

ところで、気がつきゃランニングシューズが靴箱からあふれている。学生時代はまさにDCブランドブームのど真ん中だったので、うっかりそっちに流されそうになったこともあったけれど、所詮性に合わなかった。それ以来、さりげなくセンスの良いカッコがしたくないわけじゃないが、服とか靴なんてぇもんはダサくなくって実用的なモンが必要なだけあればいいのだ!という基本方針で意地を張ってきたのだ。だからこんな事態は人生初である。

ただし定価で買ったものは1足もない。最近はメルカリでも何足か手に入れている。ほとんど新品みたいな状態のものを、え!それでいいの!?という値段で出品している人が結構いる。しかも、ちょっとくらい写メよりくたびれててもいいけどな、などと控えめに期待しつつ到着を待っていると、届いたものはどれも期待通りかそれ以上だったりする。購入者からのレスポンスが出品者の評価としてあからさまに現れるので、詐欺まがいのことはやりにくいに違いないのかもしれないが、これには正直驚いた。いやもう本当に、とってもとってもありがたい。

そんな具合に増殖してきたシューズだが、ラインナップを改めて確認すると、これがどうやらずいぶん偏っている。何しろ8足のうち6足がサブ3.5以内を狙うレース用シューズなのだ。いわゆる日常の練習に適したものは、ウェーブライダーとライトレーサーTSの2足しかない。日常のトレーニングでもなるべく速く走っていいタイムを出したいから、ついついレース用の方を履きがちになる。やっぱりレース用シューズは軽いし速いしええのう、などと喜んだりしていた。今回の故障が長引いている原因は、そういうシューズで走り過ぎたことにもあったのかもしれない。

普段の練習では、多少重くてスピードが出にくくても、故障を避けるためにもクッションの効いた足に負担のかかりにくいシューズを中心に使ってじっくり力を蓄え、本番ではとっておきのレース用でその力を解放して走る。そういう方法に切り替えることでトレーニングの強度は維持しつつ怪我を減らし、レースでも納得のいく結果を残すことができるのではないか。

それで行くことに決めた。

ただ、実はウェーブライダーもライトレーサーも既に700キロ以上走っている。メーカーに言わせればそろそろ耐用キロ数ということになるのかもしれないけれど、ソールはまだ残っているし、アッパーに至っては本当に綺麗だったりする。愛着もあるし十分現役続行可能である。

可能なんだがしかし!やっぱり新しいのが欲しい。欲しくなるんだよ。いいじゃん別にクルマ買うってわけじゃなし、8足が9足になるだけよ。と冷静な自分を説き伏せ、新しい練習用シューズを物色している。

アディゼロBostonも良さそうだし、HANZO Uも気になる。初めて買ったランニングシューズの感動が忘れられないウェーブライダーもやっぱり捨てがたい。どうにも野暮ったいのが何だが、大ベストセラー(のはず)のGT2000はどうなのか?ナイキ は?アンダーアーマーは?Onは?ブルックスは?HOKAは?

我ながら、9足目って馬鹿じゃないの?と思うけれど、新しいシューズを手に入れれば、カラダもそれに反応して、右アキレスにコンドロイチンやらコラーゲンやらグルコサミンやらが集中的にぶわーっと押し寄せてってくれるやもしれん。

走らずに筋トレばっかりしているのにもいい加減飽きてきた。佐倉は完走さえできりゃいい。何でもいいからそろそろ治ってくれえ。

アキレス痛

右のアキレス腱に痛みが出てから3週間が過ぎた。

少しくらい動かしたほうがむしろ治りが早いのでは、などと根拠のない素人考えでまだ違和感があるのに走ってみたが、どうやら大間違いだったらしい。痛みがぶり返したので、スローダウンして早々に引き上げた。

翌日、アキレス腱を親指と人差し指で摘んだまま足首を動かすと、キシキシと軋んでいるのがわかる。腫れもある。これはさすがにヤバいんじゃないか。絶対に軽く見てはいけないと思ったので、完全に治るまで走らないと決めた。

それからはアキレス腱に負担のかからないメニューでの筋トレとストレッチの毎日である。しかし筋肉は簡単についてくれないし、固まった筋はなかなか思うように伸びてくれない。若い頃とは随分勝手が違う。下りのエスカレーターを無理やり逆走しているような気分だ。実際その通りなのだ。でも焦ったところで仕方がない。

万が一佐倉で走れなくてもいい。今年がダメでも来年がある。先は長いのだ。

 

練習日記 200202〜08

2/2・3 休み

2/4 ラン 6.37km

ようやくインフルが完治したので、10日ぶりに走った。しかし何と、右アキレスにまだ違和感・・・。

2/5・6・7 筋トレ&ストレッチ

走れないならこれしかない。

初日はどうすればその姿勢で安定できるのかすらよくわからなかったサイドプランクが、3日目には不思議と難なく1分もできた。あちこち引きつるように固まっていた関節や筋も、ずいぶん伸びて緩んだようだ。

2/8 ラン 10.47km

右アキレスはまだ少しおかしいので、ゆるゆるとスタートしてみる。負荷がかかりすぎないようキロ5分を切らず走ろうと思ったが、足が軽い。しかし、やはり右アキレスが徐々に痛み出す。

7キロで止まり、3キロジョグして帰る。

いったいどれだけ休めば治るのだ。

明日は町内会の餅つきで、昼間から酔っ払っちゃうから走らない。

それにしても、こりゃ困ったぞ。

 

 

 

練習日記 200126~31(1月総括)

走行0km。

1月合計 176.98km

 

25日頃から右アキレスに痛みが出た。大したことはないと構わず走ったら何だか腫れてきたので走らずに様子を見ることにした。だからと言ってなんにもしないのは残念すぎるので筋トレとストレッチは欠かさず続けていた。

ところが29日の朝、どうやら明らかに調子がおかしい。アキレスではない。カラダそのものがだ。熱を測ったら37.8度。ただの風邪であってくれぇぇぇ、と念じながら病院に行くと、インフルエンザA型だった。医者が数ⅡBの赤点を告げる教師のように素っ気なく言い放ったので、こっちもほぼノーリアクションだったが、内心愕然、まさかの!である。

年末年始の休みは、1/2以外毎日10キロ以上きっちり走って気合十分のスタートを切った。しかしその後は雨やら何やらで失速しアキレス痛になり、ついにインフルエンザでギブアップ。

まるでつくばのレース展開そのままではないか!

月間300kmを目論んでいたというのに、あまりにもあんまりなグズグズの展開である。

佐倉まであと2か月弱。このくらいのブランクは何でもない、むしろスーパーリフレッシュ完了ぢゃ、と信じてまたもや出直しである。

 

 

 

練習日記 200119~25(1月第4週)

1/19(日) 休み

磯に立ったので。

1/20(月) ラン 16.66㎞

先週は全く走れていないのでそれを取り返そうと、ちょっと長い距離を行くことにする。再び東回り15キロコース開拓。
悪くないけど、信号にひっかかりやすいので、そこは要検討。

1/21(火) 筋トレ&ストレッチ

気が付けばあれこれ1時間半。

カラダ硬ってぇぇぇ~。これじゃぁ、あちこち痛くもなる。それでも唸りながらストレッチしていると、少しずつ柔らかくなっていくのがわかって嬉しい。

1/22(水) ラン 17.05㎞

西回り15キロコースを更に西側に延長して走ってみた。
昨日の筋トレでそこそこ足は張っているが、いいペース。平均4:54.
走り終わってみれば17キロ越え!

1/23(木) 筋トレ&ストレッチ

1時間。

1/24(金) 完全休養

な〜んにもしない日。

1/25(土) ラン 16.48km

西回り15キロコース最延長ver。これ以上西に行くと、川を越えることになる。

復路はややショートカットしたが、それでもこの距離。しかも平均LAPは4:47。

右アキレスに痛みが出て、ラスト3キロはややペースダウン。

去年の浦安ハーフが平均4:40で、ラストは足がつったことを思えば、なかなかいい感じに仕上がってきたんじゃないだろうか。

佐倉まであと2ヶ月。インフルエンザどころか新型肺炎などというロクでもないヤバいのまで出てきやがった。そんなものに邪魔されてたまるか。無事その日を迎えるのだ。

 

今週の合計 50.19km

 

 

 

 

練習日記 2001012~0118(1月第3週)

 1/12(日) ラン 11.65km

ガチゆる2日連続。1kmのガチ2ラップのうち1ラップは3:58で、何とか4分を切ることができた。
しかしそれにしても呼吸が苦しいのは変わらない。
まずは普通に呼吸し、苦しくなったらたくさん吸う。これが肝心なのかも。

1/13(月) ラン 15.30km

東回り15キロコース完成
足腰パンパンなのでゆっくり走ってビルドアップ。

1/14・15休み

1/16(木) ラン 11.45km

2日休んで走り始めたが、寒うて体も足も縮こまる
ほぐれてきてからビルドアップし、4:21まで上げる。
そこから少し落として帰宅。

1/17(金)

筋トレとストレッチ

1/18(土曜)

初雪。夜まで雨が残り、休み。

これじゃあ、狙っていた月間300㎞は難しいなぁ。

 

今週の合計 38.4km

ランニングで過呼吸??

昨日の結果があまりにも納得できないので、今日もガチゆる的トレーニングにチャレンジしてみた。

結果、キロ3:58で走れたので、昨日の記録はガーミンのエラーだということにする。しかしながら昨日のガチゆるでも感じた呼吸の苦しさは、今日もほとんど変わらなかった。

走り始めはもちろん苦しくはない。ただ3、400mあたりから、急に苦しくなる。酸素欠乏だと思うから、吸吸吐吐を吸吐に切り替えて対処しようとするが、全く功を奏さない。激しく呼吸すればするほど苦しさが増すようにすら感じる。リズムも合わなくなり、吸った後に息を詰めたりしてしまう。結局耐えかねてペースを落としてしまう。ただもちろん足は使い切っていないので、苦しさが少し落ち着くと、1kmのゴールに向けてペースはまた上がって行く。

その一方で10km余りのランニングのラスト1kmを4分20秒台で走る時は、こんな呼吸にはならない。むしろ吸吸吐吐のままで安定した呼吸で走れている。タイムは20秒くらいしか違わないのに、この差はいったいなんなのだろう。

考えた結果、これは過呼吸なのではないかと思った。息を吸いたくても吸えず、苦しくなるのが過呼吸の症状だという。血中の二酸化炭素が欠乏することにより起こるそうだ。

血中に酸素をパンパンに取り込んでからスタートするのが最善だろうと思うから、ガチゆるのガチをやる直前には、できる限りの深呼吸を何度も繰り返す。走り出してからも目一杯吸って目一杯吐くことに意識を集中させている。

それこそがまさに二酸化炭素が欠乏した状態なのではないか。潜水記録のチャレンジなら、そのやり方で正解なのかもしれない。しかしランニングのスタート直前に、それと同じ準備をすることは、果たして正しいのだろうか?まだ体が酸素を求めていない時に酸素を目一杯充填し、走り出してからも激しく呼吸を繰り返すことで、過呼吸になっているのではないか。

どうもそれが怪しそうだ。

さすがに3日連続でガチゆるをやるのは無茶なので、というかそんなことはとてもじゃないがやりたくないので、少し間を置いて、次回はそのあたりを意識してトライしてみることにする。

練習日記 200105~0111(1月第2週)

1/5(日)ラン 15.25km

今日も新15キロコース開拓に行く。昨日は東に延長したので、西に向かってみる。
なんだかえらく調子がよく、昨日とは段違いに足が軽い。呼吸もスムーズ。いい感じで走り切る。なんかいいぞ。

 1/6(月)ラン 11.31km

明日は雨らしいので、できれば今日も15キロを行きたいが、どうも足が重い。

昨日とはえらい違いだ。年末から10日間のうち9日走っているので、さすがに疲労が溜まっているんだろう。

なので11キロをペースを上げて走ることにする。しかしそれにしても足は重く、ペースは上がらない。ラップは4:45前後で終始した。明日は雨のはずだ。ゆっくりストレッチしよう。

1/7(火)筋トレ&ストレッチ

雨は上がっていたが、走らないと決めていた。

硬く凝り固まりかけた筋肉を引き伸ばし引き剥がす。

1/8(水)ラン 11.80km

最近はもっぱら、効率よく速く走ろうとして、足はあまり上げずピッチを早くして走るようにしていた。

ただそれは本番ですればいいことで、トレーニングの強度を上げるなら、大股で跳ねるように走るのが良いのではないかと思いやってみた。

何しろ今日は休んでストレッチもしたし、それでもいつものスピードで行けるんじゃないかと思った。

そこそこ頑張ったが、平均ラップは4:45。んー、こんなもんかぁ。もっときっつい練習をせにゃならんのか?

1/9.10 休養日

時間取れず。

1/11(土)ラン 13.33km

今週は休んでばかりなので、ガチゆるをやってみる。

しかし、ガチの1キロがとんでもなくキツかった。

3キロを5:10前後で走り、そこからガチの1キロを4分前半に上げようとしたが、4:36でほぼ限界。そのまま続けて1キロを5:35で繋ぎ、もう1本ガチの1キロに挑むが4:34でよれよれ。

1キロジョグしてから5キロを4:50前後で走り最後の1キロは、そんなに無理していないのに4:24。

どういうこと⁇GPSがおかしかったのか?

あまりにも納得できないので、明日もやることにした。(ひー)

ガーミンが衛星を捕捉したのをしっかり確認してから走ろう。

 

今週の合計 51.69km

 

練習日記 191229~200104(12月第5週〜1月第1週)

遅ればせながら、皆さん、明けましておめでとうございます。

縁もゆかりもない人様のブログに、励まされたり共感したりすることも度々。

自分のための備忘録に過ぎませんが、今年もこんな調子で書いていきます。

 

12/29 ラン 10.47km

昨日のダメージが残って、スピードが上がらない。

帰ってから、しつこいくらいストレッチ。

 

12/30 ラン 11.14km

足がまだ重いので休むか、と思ったりもしたが、うだうだ言ってんじゃない、と出てみれば普通に走れる。平均ラップは、5:02。
久しぶりに履いたターサのおかげか?

 

12/31 ラン 11.48km

14時に18度まで上がった気温は、北爆風と共にぐんぐん下がって行く。
今年最後の見事な夕焼けを眺めながら、ラストラン開始。
たいてい日が落ちてから走るので、久しぶりのトワイライトランは実にいい気分だ。しかし足は張っているし腰は痛いし、北に向かって走ればとんでもない向かい風だ。それでも淡々と焦らず気負わず気張らず腐らずへこたれず走る。
平均ラップ5分を切れなかったのは風のせいとはいえ少し残念だったが、来年に繋ごう。

 

1/1 ラン 10.16km

今日走らないわけにはいかない。そういうものである。ほぼ無風。穏やかなことこの上なし。昨日の爆風がウソのようだ。

イーブンペースで十分と思いながらスタート。6:21 で入り、カラダに任せて走ると少しずつペースが上がる。
調子がいいので最後までビルトアップすると決め、ラストは4:26。最後まで手を緩めず走った。

 

1/2 休養日

 

1/3 ラン 11.11km

久々に実家に行き、ウェアを持ってきていながらビールと日本酒を少し飲んでしまった。なのでまぁいいや今日はや〜めた、と思っていた。ところが大した量ではなかったせいか、3時間後には醒めかけていたので走った。
酒気帯び(?)だからゆっくり行こうと思っていたのに、下り坂でペースが上がり、そのまま調子に乗って最後は4:28 。これでよかったのか?

 

1/4 ラン 15.43km

去年の総走行距離は、2000kmをギリギリ越えていた。

距離より質、それはもちろん正しい。しかしだ、この年でサブ3.5を狙うには、やっぱり最低踏まなければならない距離というものがあるんじゃないか。

走行距離を伸ばすには、まずはなるべく快適に走れそうな15キロ以上のコースを探す必要があるなぁと思った。そこで今日は、11キロコースの拡大版を試してみた。一部に歩道のない車通りのやや多いところがあり、再考の余地はあるものの、概ね悪くない。

目標は、年間3000キロである。キリがいいのでなんとなくそう決めた。月平均250キロというのもわかりやすい。何がなんでも!と気張るつもりは全くない。それでも、より速く長く気持ちよく走れるようになれば、自ずともっと走りたくなったりするかもしれないので、そこは成り行きに任せる。

 

今週の合計 69.79km

 

2019年を振り返る

今年は、残念ながら伸び悩みの1年だった。

1月にサブ4を達成し、2月の浦安ハーフを1:38で走り切り調子に乗っていたら、サブ3.5を狙っていた3月の佐倉は、まさかの病欠。

そして11月のつくばでのサブ4からの転落。いま思えば準備不足とあまりにも雑なレースマネジメントによる当然の結果だった。

練習ではインターバルトレーニングやSITなど、新しい方法も取り入れてみたが、継続せずどうやら中途半端になってしまった。なのでそれがどんな効果を生んだのかまではわからなかった。

総走行距離は、2011.6km。なるべくなら月間200kmは走りたい、と思っていただけで、年間何キロ走ろうという目標を立ててはいなかった。昨日初めて計算したところ、まさにその日に2000kmを越えたことを知った。

区切りのいい数字なので、何かを達成したような気分になった。なんだか得した気分だ。全くの偶然だけど、これはいいことだったなぁと思う。

ただ、2018年は2300kmを越えて走っていた。闇雲に距離だけ稼げばいいものではないとは思う。それでもよく言われる通り、走った距離は裏切らないというのは本当だろう。来年はできるだけいいコンディションを保てるよう、メンテナンスに今年以上に気を遣い、自分に必要なのはどんなトレーニングなのかを考えて取り組み、着実に地力を上げたいと思う。

今シーズンのレースは、浦安のハーフのエントリーをしくじったので、3/29の佐倉だけだ。焦らず、気負わず、へこたれず走ろうと思う。

それでは皆さん、良いお年を。

 

復活の城ヶ島 後編

後編というのも大袈裟だが、長くなってしまったので昨日の続き。

何しろ前回も前々回も、エサ取りすら姿を見せなかったのだから、サヨリでも嬉しい。しかもこんなサイズは初めてだ。サヨリを釣るには、仕掛けを沈めず表層を引いてくるのだが、何もしなくても向こうから勝手にエサを引ったくって行く。途中からはかわそうとしたにも関わらず、結局20匹以上のプリプリのでかいサヨリを持ち帰ることになった。

さて、開始から30分あまり、足元から出るサラシの際にコマセを入れ、仕掛けを投入すると、いい具合に手前に留まって馴染んだ。じわじわとウキが引き込まれて行く。見えなくなりそうなところで聞き合わせると、竿に重みが乗った。

さっき掛けたバリの強引でストロークの長い引きとは違う。シャープでスピード感のある懐かしい手応えが伝わってくる。しばしのやり取りの後に姿を見せたのは、キープサイズの30cmギリギリのグレだった。

その後、3人で場所をローテーションしながら釣り続ける。どこに移っても表層でサヨリ、仕掛けを沈められればバリが掛かってくる。それはそれで楽しいのだが、なかなか本命までエサが届かない。

そんな時、沖目のシモリの際を流していると、ウキに小さなアタリがあった。合わせると大して引かないが、何か掛かっている。引き寄せると平べったい薄茶色の魚体が見えた。カワハギだ。サイズは25cm。これは、むしろグレより嬉しいお土産だ。釣り場で小躍りしたのは、初めて尺越えのオナガを釣った時以来じゃないだろうか。

その後、私が2枚のグレを追加したものの、TKとSKには相変わらずバリとサヨリのオンパレードが続く。二人にも本命を釣ってもらいたくて、いちばん釣れるはずの左端の釣り座でコマセを撒く役に徹して、順番にグレを狙ってもらった。しかしズドーンと竿を曲げたのは、やっぱりバリだった。バリだって旨い魚なんだけど、グレより遥かに図々しくてやたら釣れちゃってありがたみが薄いのと、何しろ毒針が怖い。

二人がグレを釣れなかったのは残念だったけれど、カワハギはもちろん大サヨリの刺身も素晴らしい御馳走で、皮を湯引きしたグレの刺身と酒蒸しも文句なし。

こんなにいい釣りができたのは久しぶりだ。城ヶ島、完全復活である。

 

ひと頃は、ハイシーズンになれば、3人で2週を空けずに磯に出かけていた。その後それぞれに生活環境が変わり、取り憑かれたかのような釣りまみれの日々がしばらくお預けになったのは仕方がない。今年は3回しか釣りに行けなかった。しかしまぁ大切なのは、今できることを大切に楽しむことなんだろう。「大切に」が被ったが、まぁそういうことだ。

来年は、春先のチヌの乗っ込みと、そのあと始まるボート釣りにはきっと出掛けよう。そして、5年越しの大目標になった夏の夜の怪物狩りだ。俺の背筋をギリギリと軋ませ、背鰭だけを見せて消えていったヤツの正体を、再び探しに出かけるのだ。

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海の神様、今年もありがとうございました。